夏になると私恒例の「セミ拾い」という行事が行われます。
道端に落ちている力尽きたセミを見つけたら、死んでいるかまだ生きているかをジャッジして、死んでいたらスルー・生きていたらキャッチし草むらにリリースする、という一連の流れです。
生死のジャッジポイント:大体彼らはひっくり返って落ちているので脚がみえます。脚が開いていたら生きており、私の指を彼の脚の間に挟み込むとキュッ…と掴まってきます。かわいい…♡
既に事切れている場合は脚がクロスしています。
人にセミ拾いしてるとこを見られると引かれるので、周囲を確認してから行います。
この行事は物心ついたときから行われていますが、多分行う理由としてはコンクリートの道とかの上で死を迎えるのはなんとなく可哀そうな気がして、せめて草むらとか木の根元のほうが彼らも嬉しいのではないか、と思っているからだと思います。
なので既に死んでいるセミをわざわざ移動させることはしないんだと思います。死んでるセミめっちゃ軽くて怖いし…
と いう前提があって、本題はここからです。
去年の夏の話でございます。
神社を散歩していたら舗装された道の上に生きているセミが落ちていました。
いつもどおり周囲を見渡し一人であることを確認後、セミを拾い境内のデカイ木の根元にそっと下ろしました。
いつもは置いたらすぐ立ち去るんですが、その日はなんとなくしばらく見てたい気持ちになって、木の傍に座りながらセミを眺めていました。
数分後、じっとしていたセミが、ある時急に元気よく動き出しました。
なんだ?なんで急に元気になった??と驚いて、よく見てみると、セミの下にめっちゃ蟻が集まってきてセミを攻撃していたのです…!多分、セミは痛くてびっくりして元気に動いたんだと思います。
食おうとしとる!どうしよ!と思い、移動も考えましたが、アリなんてどこにでもいるし移動してもきっと同じことだろうと思い、そのままにして、なんかごめん~と思いながらその場から離れました。
その夜、考えてしまいました。
コンクリートにいるままだったら、蟻は来なくて穏やかに死を迎えたかもしれない。
良かれと思って自然の中にリリースした結果、アリ攻撃により苦しみの最後だったかも知れない。
私がした行動は…
アンケート:
私は今後の夏、セミ拾いを
①した方が良い
②しない方が良い
どっち???
コメント